【セブ島留学】WEG申請って何?15歳未満の留学で注意することをまとめて解説!
中学生のこどもが「一人でセブ島留学したい」と言っているけど、いろいろ心配…。特別なWEG申請が必要と聞いたけど、どうすれば良いんだろう?経験者に詳しく教えてほしい!
この記事では、15歳未満のセブ島留学で必要なWEGの申請方法や、こどもの単身留学で注意すべきことをまとめて解説しています。
春休み・夏休みに、家族から離れて一人でセブ島留学したい!と考えているお子さんも多いのではないでしょうか。
しかし、15歳未満の単身渡航は大人とは異なり、事前の申請物や飛行機予約の際に注意すべきポイントがたくさんあり、慎重に準備を行いたいところ。
とはいえ、何をどこから手をつけて良いのかわからない…という方のために、これまでジュニア留学の手配を行なってきた留学エージェントスタッフが、詳しく解説していきます!
【WEGって何?】子供の単身フィリピン渡航の鉄則ルール
WEGとは、Waiver of Exclusion Groundの略で、「戸籍上の保護者以外(または単独)での入国する証書のこと。
通常、フィリピンでは15歳未満の子供の単身入国を認めていませんが、WEGを持っていることにより、子供一人でも入国を許可されることができます。
戸籍上の保護者以外の大人(親戚・知り合い・添乗員)と一緒の場合でもWEGは必要です。戸籍上の保護者の方とのおやこ留学の場合、WEGの申請は不要。
行政書士や専門エージェントに委任することも可能ですが、通常3〜7日ほどで完了する手続きが2ヶ月ほどと時間がかかる場合もあります。
手続き自体は複雑なものではありませんので、ご自身で手続きいただくのがおすすめです。
WEGの申請方法
次に、WEGの申請に必要なものと、申請方法をまとめて解説します。
WEG申請に必要なもの
WEG申請に必要な書類は、全部で以下の7項目、それぞれ【2枚ずづ】必要です。
※提出書類は全てA4サイズで提出すること。
- 扶養・保証に関する同意宣誓供述書【2枚】
公式申請用紙ダウンロードはこちら - WEG申請書【2枚】
公式申請書ダウンロードはこちら - 子供の証明写真【2枚】
┗ パスポートサイズ:4.5cm X 3.5cm - 子供の有効なパスポートのコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 同行者/引率者の有効なパスポートのコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 父母または親権者の有効なパスポートコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 子供の出生証明書【以下の計4枚】
- 戸籍謄本の原本+コピー【1通ずつ】
- WEG用 戸籍謄本の英訳用紙【2通】
英訳用紙ダウンロードはこちら
WEG申請にかかる費用
WEGの申請は、大きく分けて2つの段階があります。
【①日本での「認証」申請】と【②フィリピン入国時の申請】それぞれに以下の費用がかかります。
※現地都合等により、費用は変更になる場合があります。それぞれの手続きにて15,000円ほどを用意いただくと安心です。
- 認証費用(合計:7,000円)
- 公証料金:3,500円/1部
(公証済みの書類は、書類受理から3営業日後に発行) - 照合料金:3,500円
- 公証料金:3,500円/1部
- 申請費用
- 3,120ペソ(約7,500円)
(フィリピン入国時に現地通貨フィリピン・ペソにて支払い)
- 3,120ペソ(約7,500円)
WEG申請方法
それでは、WEGの申請方法をステップごとに解説していきます。
STEP1:必要書類を用意
以下の書類を用意します。
戸籍謄本は、本籍地の市区町村役場でしか取ることができないので注意しましょう。
- 扶養・保証に関する同意宣誓供述書【2枚】
公式申請用紙ダウンロードはこちら - WEG申請書【2枚】
公式申請書ダウンロードはこちら - 子供の証明写真【2枚】
┗ パスポートサイズ:4.5cm X 3.5cm - 子供の有効なパスポートのコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 同行者/引率者の有効なパスポートのコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 父母または親権者の有効なパスポートコピー【2枚】
┗ 顔写真のページ(データページ) - 子供の出生証明書【以下の計4枚】
- 戸籍謄本の原本+コピー【1通ずつ】
- WEG用 戸籍謄本の英訳用紙【2通】
英訳用紙ダウンロードはこちら
STEP2:フィリピン大使館で認証手続き(書類を提出と受け取り)
近くのフィリピン大使館に行き、上記で用意した書類の提出を行います。
書類提出ののち、3〜5営業日後に認証されます。
役場の方は、WEGの申請に慣れていないこともあります。事前に電話でWEG申請をしたいとの旨を伝えた上で訪問すると安心です。
認証費用として、合計:7,000円がかかります。
- 公証料金:3,500円/1部
- 照合料金:3,500円
STEP3:フィリピン入国時に申請
フィリピンの空港に到着後、入国審査のゲートの近くにあるビザ手続き用のデスクにて、WEG申請を行います。
認証費用として、3,120ペソ(約7,500円)がかかります。
飛行機を降りてから『Arrival(アライバル)』と書いてある方向に進みます。係員に『WEG』というと、専用のデスクに案内してもらえます。
【航空券予約】子供の単身渡航で注意すべきこと
同乗者なしで飛行機に乗る未成年者を「Unaccompanied Minors」と言います。
2023年の7月に、在セブ日本大使館より、セブ島留学から日本へ帰国時にエアアジアへ搭乗予定だった15歳の生徒さんが搭乗拒否にあったとこの報告がありました。
このように、未成年の単身渡航時に制限・渡航条件を設けている航空会社もあり、予約前にかならず注意が必要です。
AirAsia(エアアジア)
12〜16歳の単身渡航の際は、以下が必要です。
- 親の同意書
- 保護者の空港での待機
Cebu Pacific(セブパシフィック)
12〜14歳のお子様が保護者なしでセブパシフィックに搭乗する場合は、以下が必要です。
- Affidavit of Support and Guarantee with Consent to Travel for WEG(扶養・保証に関する同意宣誓供述書)
- 親のパスポートコピー(上記書類と一緒に提出)
「扶養・保証に関する同意宣誓供述書」はWEG申請の際に用意する書類のひとつですので、こちらをコピーし、親権者様のパスポートをコピーして貼り付けまたは一緒に提出を行ってください。
Young passengers aged between 12 to 14 years old, who are not Philippine residents and do not hold a Philippine Passport must present an Affidavit of Consent (notarized or with attached copies of the parent/s passport) for Waiver of Exclusion Ground (WEG) in addition to the required travel documents. This is applicable to flights going to the Philippines
Cebu Pacific Official Website
Philippine Airlines(フィリピン航空)
8〜12歳の子供が同伴者なしで一人で渡航する場合、それぞれ以下が必要です。
- 8〜11歳の場合
Unaccompanied Minor Servise(子供の単身渡航サポート)の利用が必須。
航空券の予約の際に、一緒にサポートを購入します。(6,000円)
出国規制はなし。 - 12歳の場合
Unaccompanied Minor Servise(子供の単身渡航サポート)の利用は推奨。
航空券の予約の際に、一緒にサポートを購入できます。(6,000円)
出国規制はなし。
まとめ:WEG申請は早めに動きだそう!
この記事では、WEG申請とこどもの単身渡航時の航空券予約について詳しく解説しました。
WEG申請は早くて3日ほどで完了できますが、書類の用意や受け取りまでに最長3週間ほどかかるケースもあり、なるべく早めに動きだせると安心です。
夏休み・春休みの繁忙期はセブ島留学のお部屋が早く埋まってしまうため、気になっている方はぜひ早めにお問合せください。