【裏ワザ】海外航空券を安く予約する方法
海外航空券を買いたいけど、コロナ前よりもかなり価格が上がっている気がする…。海外に行き慣れている人に、なるべく安く買う方法を教えてほしい!
この記事では、航空券を安く買う方法について、現役のノマドワーカーが解説しています。
海外に行きたいけど、どの方法が一番安く買えるのか?航空券を買うときに、注意するべきポイントは?
今回は、毎月海外のいろいろな場所を転々とし暮らすノマドワーカーであり、リッシュ留学代表のMiaが、航空券を最安で予約する方法について解説します。
はじめに:航空券予約の基本
はじめに、航空券予約をする前に知っておきたい基本的な知識について。
- FSC(通常の航空会社)とLCC(格安航空会社)がある
- 直行便と乗り継ぎ便がある
- 「比較サイト」「予約サイト」「公式サイト」の違いをチェックしよう
❶ FSC(通常の航空会社)とLCC(格安航空会社)
まず、航空会社には「2つの種類」があるのを知っていますか?
サービス内容にこだわった「FSC」と、格安・最低限のサービスでフライトを提供している「LCC」の2つがあります。
説明 | 航空会社の例 | |
FSC(通常の航空会社) | 荷物や食事サービスが含まれる航空会社 | ANA・JAL・フィリピン航空など |
LCC(格安航空会社) | 荷物や食事などのサービスは省き「低コスト」を重視した航空会社 | セブパシフィック・エアアジアなど |
なるべく安く渡航したい!という方にはLCCがおすすめですが、上記の表の通りLCCでは「あらかじめ含まれていないサービス」があるのをお忘れなく。LCCを利用する際は、以下のことをチェックしてから予約しましょう。
- 預け荷物料金・機内食・座席の指定は別料金、オプションとして購入する
- キャンセル・変更には手数料が発生する
- まれにオーバーブッキング(予約超過)が発生することも
- (比較的)フライトの変更・キャンセルが起こりやすい
- セール情報をチェックすべし
こちらのインスタグラム投稿で、LCC予約時の注意点について詳しく解説しているよ。
❷ 直行便と乗り継ぎ便がある
海外航空券には、日本から経由地なしでダイレクトに目的地に行く「直行便」と、他の地点を経由して乗り換えの必要な「乗り継ぎ便」が存在します。
直行便:成田〜セブ・マクタン空港
乗り継ぎ便:成田〜マニラ(乗り継ぎ)〜セブ・マクタン空港
乗り継ぎ便は直行便に比べて安いフライトが多いですが、予約の前に、必ず以下のポイントをチェックしましょう。
- 乗り継ぎ時間が「3時間以上」あることを確認する
- 乗り継ぎ地で「ターミナル移動」がないか確認する
- 乗り継ぎ国で「ビザの申請が必要ないか」確認する
❶乗り継ぎ時間が「3時間以上」あることを確認する
万が一、1つ目のフライトの出発が遅れた場合や、乗り継ぎ空港で迷ってしまったケースに備えて、乗り継ぎ時間は最低3時間を確保しましょう。
❷乗り継ぎ地で「ターミナル移動」がないか確認する
乗り継ぎ先の空港によっては、「到着したターミナル→2つ目の飛行機の出発ターミナル」が異なる場合もあります。
あらかじめ、ターミナルの移動が必要になるのかどうかをよく確認しておきましょう。
日本〜セブへ行く場合
日本からマニラ経由でセブ島へ渡航するフライトでは、ターミナル間での移動が必要な場合があります。乗り継ぎ便を利用する方は、こちらの記事を合わせて確認してください。
❸乗り継ぎ国で「ビザの申請が必要ないか」確認する
韓国など一部の国では、乗り継ぎで一度ターミナルを出る場合、ビザ・査証が必要。
韓国乗り継ぎの場合、事前にオンラインでK-ETAという査証への申請を行います。
【簡単】格安で航空券を取る方法
航空券予約の基本と注意点がわかったところで、さっそく最安値で航空券を取る方法を解説していきます。
航空券を予約する手順は、以下のとおり。
- 一般的に「出発の54日前」に最安で予約ができる
- 出発日と帰国日を決める(決まっていない場合は比較サイトを活用)
- Google Flightとスカイスキャナーで価格を比較
- 4日間ほど価格をトラッキング
- 最安のサイトと公式サイトで「荷物込みの料金」を比較し、安い方で予約
❶一般的に「出発の54日前」に最安で予約ができる
航空券の予約は、一般的に「出発の54日前」に最安で予約ができると言われています。
54日前を目安に予約ができるように、準備を進めましょう。
❷出発日と帰国日を決める(決まっていない場合は比較サイトを活用)
出発日と帰国日を決定します。
渡航する日付が決まっていない、という場合は、Google Flightやスカイスキャナーなどの比較サイトを使い、日ごとの価格を比較しましょう。
- 「往復/片道」「目的地」を入れて、日付選択を押す
- 日付ごとの価格を見る
❸Google Flightとスカイスキャナーで価格を比較
比較サイト「Google Flight」と「スカイスキャナー」を使い、航空券の価格を比較します。
例えば、参考までに同じ日付でGoogle Flightとスカイスキャナーそれぞれで検索をかけると以下のような結果が出てきました。
今回は、Google Flightでの検索結果が安くなります。
❹4日間ほど価格をトラッキング
より安い価格で予約したい、という場合は、4日〜1週間ほど価格をトラッキングするのがおすすめ。Google Flight・スカイスキャナーそれぞれに価格のアラート設定ができます。
Googleフライトのトラッキング
「料金のトラッキング」をオンにすると、変動があったときにメールで通知が届きます。
スカイスキャナーのプライスアラート
「ブライスアラートを受信」を選択すると、変動があったときにメールで通知が届きます。
❺最安のサイトと公式サイトで「荷物込みの料金」を比較し、安い方で予約
最安のサイトがわかったら、予約の前に荷物込みの総合料金を比べて予約に進みます。
検索結果の中から、安い予約サイトをピックアップして、予約画面まで進みます。
以下、20kgの荷物を加えてKiwi.comとCebu Pacific公式サイトの比較料金です。
Kiwi.com | 29,959円 |
Cebu Pacific公式 | 26,710円 |
▼Kiwi.comの価格
▼Cebu Pacific公式の価格
今回はセブパシフィックの公式サイトからの予約が最安だったので、こちらで予約します。
場合によっては、公式サイトよりも予約サイトの方が安く予約ができることも。すべての結果を比較できると間違いないです!
航空券予約の注意点
続いて、航空券予約をする際に注意すべき点をまとめます。
特にはじめて海外航空券を予約する方は要チェック。
- 乗り継ぎに不安があるなら直行便を選ぼう
- 乗り継ぎ便を使う場合、乗り継ぎ時間が3時間以上のものを選ぼう
- 乗り継ぎ空港でのターミナル移動があるかを確認しよう
- LCCは基本キャンセル・変更ができないので注意しよう
- LCCはオーバーブッキングに気をつけよう
- 急なキャンセルやフライト変更に気をつけよう
❶乗り継ぎに不安があるなら直行便を選ぼう
子供だけの渡航や子連れ渡航、海外に慣れておらず不安がある方は、乗り継ぎ便よりも直行便を選びましょう。
当日のストレスやトラブルを防ぐためにも、少し割高でも「安心代」だと思って選ぶのがおすすめです。
❷乗り継ぎ便を使う場合、乗り継ぎ時間が3時間以上のものを選ぼう
乗り継ぎ便を利用する場合、遅延等に備えて、乗り継ぎ時間が3時間以上のものを選びましょう。
頻繁に遅延が発生する航空会社の場合、4時間〜乗り継ぎ時間があると安心。
❸乗り継ぎ空港でのターミナル移動があるかを確認しよう
乗り継ぎ空港でターミナル間の移動が必要なケースも。
荷物のピックアップは必要か、再チェックインは必要か、シャトルバスはどこから乗れるのか…など、事前にリサーチしておきましょう。
▼マニラ乗り継ぎの方はこちらをチェック!
❹LCCは基本キャンセル・変更ができないので注意しよう
LCCは基本キャンセル・変更ができないので注意。一度予約をしたら、返金がないと思った方が良いです。
❺LCCはオーバーブッキングに気をつけよう
LCCを利用する場合、まれに「オーバーブッキング」といい座席数を超える予約が入り搭乗できない、といったトラブルも起こります。
こちらを防ぐためにも、以下を行いましょう。
- 代理店サイト(Booking.com、Go to gateなど)で予約した場合、eTicketに書いてある予約番号を公式サイト(セブパシフィックやエアアジアなど)のManage Bookingに入力し、フライト照会をしましょう。
- フライトの数日前からオンラインチェックインが可能になります。可能になったタイミングで航空会社よりメール連絡が届くので、チェックイン手続きを行いましょう。(※オンラインチェックインをしても、当日は荷物の預け入れ等でチェックインカウンターに並ぶ必要があります。)
- オーバーブッキングが心配な方は、フライトの4時間前には出発空港に到着していること。チェックインの列の初めの方に並んでいれば、「座席から溢れてしまう」という心配はありません。
少しでも心配な方は、上記をすべて行っておくと安心。
❻急なキャンセルやフライト変更に気をつけよう
まれに、フライトの急なキャンセルや時間変更が発生します。
渡航の3日前・前日に、かならずフライトステータス(運行状況)に変更がないかを確認しましょう。
▼フライトステータスの確認方法
【重要】30日以上の滞在を予定している方へ
5週間以上の滞在の場合、フィリピンから30日以内に出国することを証明するための「出国航空券(捨てチケット)」が必要です。
フィリピンなど一部の国の入国条件は「入国から30日以内の出国チケットを持っていること」であり、留学などで5週間以上の滞在を予定している方はその期限から溢れてしまいます。
そこで、入国から30日以内(目安としては、入国から15日後)のチケットを購入しますが、こちらは「乗らない前提のチケット」なので、「捨てチケット」と呼ばれています。
詳しい予約方法は、こちらの記事をチェックしてください。
まとめ:航空券予約の準備は早めがお得!
この記事では、海外航空券を安くとる裏ワザについて、まとめました。
- FSC(通常の航空会社)とLCC(格安航空会社)がある
- 直行便と乗り継ぎ便がある
- 「比較サイト」「予約サイト」「公式サイト」の違いをチェックしよう
- 一般的に「出発の54日前」に最安で予約ができる
- 出発日と帰国日を決める(決まっていない場合は比較サイトを活用)
- Google Flightとスカイスキャナーで価格を比較
- 4日間ほど価格をトラッキング
- 最安のサイトと公式サイトで「荷物込みの料金」を比較し、安い方で予約
LCCは格安で航空券予約ができますが、「キャンセル・変更の融通が聞かない」「荷物費用が含まれていない」など、慣れるまでは予約に不安がつきもの。
ですが、一度LCCでの旅を終えると、次からはスムーズに予約手続きができるようになっているはずです。
こちらのページをなんども読み返しながら、格安で航空券をゲットしてくださいね!